過去の雑記
マサイ族と日本人は同じだ〜タンザニアでマサイの村を訪れて〜
マサイ族と日本人は同じだ〜タンザニアでマサイの村を訪れて〜
マサイ族。
ほぼ地球の裏側。
マサイ族と日本人。
彼らに出会うまで僕は全くかけ離れた存在だというイメージを持っていた。最近だとクレイジージャーニーで見たくらい。
今回はマサイ族の村に行き、実際に彼らと一緒に過ごす経験から、大事なことに気づいた。
それは、日本にいたら決して気づくことがなかったこと。
今回はマサイ族と日本人の生き方。
(注)マサイ族の生活に対し最大限の敬意を持っております。
村から出ないマサイ族の生活
アフリカのマサイ族。
テレビの中でしか知らない存在。
まさか自分が実際に会うことになるとは全く考えていなかった。
タンザニアで生活していた時に、マサイ族の村に行き、実際に会うことができるツアーがあった。
こんなチャンスは二度とないと思い迷わず参加した。
マサイ族は1ヶ所の地域に住んでいると思っていたが、タンザニアの中でもいろんなところに分散して住んでいる。
ケニアも同様。
実際に行ってみて驚いたのはその生活。
考えられないほど近代的な生活からかけ離れていた。
電気もない。
水道もない。
ガスなんてない。
家は小さい。
雨はしのげるのかわからない。
服は民族衣装。
牛ややぎの世話をして過ごしている。
小さな村は家畜の糞だらけで
今までで一番多くのハエに囲まれた。
顔面全部ハエで埋まるんじゃないかってくらいハエだらけ。男性陣は家畜の散歩に出かけたきり何時間も帰って来なかった。
☆さすがにスゴい牛の数
あとは僕たちのような観光客の相手をする。
そんな毎日。
話はそれるが、ボブ・サップ似のガイド兼運転手。人を食べてんじゃないかってくらいおっかない。
趣味は筋トレ。丸太みたいな腕をしていた。
実は笑うと超カワイイ(やはりハエがスゴい)
この人がマサイ族についていろいろ教えてくれた。男にとっては避けては通れない問題。
女性にモテるかどうか。
牛の数で決まる。
やっぱりうわさは本当だった。
あと、一夫多妻は本当だった。
やっぱりこれは個人的には衝撃的だった。
男性は家畜の世話や他との争いが起きた時に戦うそうだ。
女性はそれ以外の家事をしている。
しかし、しょっちゅう観光客が来るらしく
お土産を売ったり、小物や衣服などの売りものを作ることもしてました。
もちろん
車やバイクはありません。
自転車すらありません。
僕たちもだいぶ離れた所に車を停めて
村までは30分程歩きました。
何もかもが驚くことばかりでした。
しかし、一番考えさせられたのは
『一生この村から出ないで人生が終わる』
そんなこともある。ほとんどのマサイ族はタンザニアという国からはもちろん、住んでる所を大きく離れることは基本的にない。
稀に、街中に出稼ぎに来るシティマサイも確かにいましたが、ごく一部。
今でも伝統的なマサイ族の生活を続けている場所はたくさんある。
あなたはどう思うでしょうか?
『一生この村から出ないとしたら』
限られた場所。同じ景色、同じ食べ物、大きく変わることのない生活を続けて人生が終わる。
僕は絶対に耐えられないと思った。
マサイ族と日本人の生き方は同じ
そんな時、旅仲間のじゅんぺーちゃんのブログにこんな言葉が紹介されてました。
『The world is a book and those who don’t travel read only one page.』
和訳
『世界は1冊の本であり、旅をしない人は1ページしか読んでいないのと一緒だ』
ああ。
たしかに。
今の自分には、すごく胸に刺さる言葉。
いいタイミングで出会った。
今はこの言葉の意味が、旅に出る前の自分より遥かによく理解できる。
だからこそ、自分の声に耳を傾けてくれる人には、もちろん旅をオススメしたい。お互いの人生を豊かにするためにも。
日本人のパスポート所持率は約23%。
その中でも使わない人もいるので、おそらく20%前後でしょう。
つまり、5人に4人は海外に行かない。
人生の1ページしか読まないということ。
これは村から出ないマサイ族と同じ。
ちなみに、イギリスやカナダは50%以上。
なぜこれだけ、発展して、仕事もあって
世界の中では裕福な国なのに海外に行かないのか。他の世界を知らずして人生を終わる。
もったいない。もったいなさすぎる。
僕は一年前までは、ほとんどそっち側だった。
でも、それが耐えられなくて日本を出た。出てみたら本当に知らない世界に感動した。
いかに自分が狭い世界で生きていたか。
生えている植物、鳥の種類や鳴き声も、言葉も文化も体格も、目だけでなく、その土地の音もにおい、肌で感じる風も。
食べ物の味だって全然違う。
ありとあらゆるものが、日本での生活と違うものばかり。毎日が発見と感動の連続だった。
だからこそ、それを知ってしまった僕は、海外に行きたいと思う人のさ背中を押したい。
時間を作って旅に出る!
不器用のかたまりの僕でもできたんです。
だから、迷ってる人も大丈夫。
今よりもっと人生を楽しく、豊かにするために
旅に出てみてもらいたい!!
☆マサイ族あるある
○スポーツするマサイ
なんとマサイ族もサッカーをしていた。さすが世界のスポーツ。裸足でやってる人もいれば、蛍光のスパイクを履いてプレーしている人もいた。とても興味深かった。
○生々しいマサイ
ガイドからマサイ族の長老に結構な額のユーロ札束を受け取っていた。ツアー代金はマサイ族にもしっかりと渡っている。何か見てはいけない生々しい瞬間を見てしまった。
○キレると殺すマサイ
基本的にマサイ族の人達はおだやかでしたが、現地のガイドいわく
『キレたら要注意。たまにあるのが他の部族と争うときに激怒する時がある。腰に短剣を持っており、場合によっては殺してしまうこともある。だから、観光客は万が一マサイの人達が争うことを目撃しても絶対に近づいてはいけない』
同じ人間だからありえることだが、怒りの時は周りが見えなくなり抑えられない特徴があるらしい。おお…。
○シティマサイ
街中にいるマサイ族の人達。
お土産を売る人もいれば、一緒に写真を撮ってチップをもらう人もいる。中には、チップもなしで、一緒に写真を撮ってくれる人もいる。
他にも、サングラスをしてるマサイ。
スニーカーを履いているマサイ。
ケータイをいじっているマサイ。
つまり、結局日本人と同じ(笑)
やっぱりこれからは
『生まれ故郷は地球』ですね!
今回は、マサイ族と日本人は同じという話でした!