過去の雑記

ネパール 不思議 発見!!〜日本の常識は海外での常識なのか〜

ネパール 不思議 発見!!〜日本の常識は海外での常識なのか〜

ネパール 不思議 発見!!〜日本の常識は海外での常識なのか〜

みなさんこれを見たりされたりしたら

どう思いますか?

○街中で平気でつばを吐く。

○街中で平気でゴミを捨てる。

○街中でクラクション鳴りまくり。

○街中で鬼の箱乗り。

僕はネパールに来て最初は
何やってるんだって正直思いました。

なんでこんなことするんだろうと
疑念を抱いていました。

でも僕は、ネパールの文化を否定するつもりはこれっぽっちもないし、できることならその多様性を受け入れるようになりたいと思っています。

だから今回は怒りや否定ではなく

『なぜ?』

という視点でよく見てみました。
するといろんな気づきがありました。

今回はそんな気づいたことについて
ご紹介させていただきます。

なぜつばを吐くのか!?

これはネパールに住んでみると
わかるかもしれません。
空気が本当に汚れています。

排気ガス、道路の砂ぼこり。
これはケタ違いです(笑)

マスクをしてないと口の中や喉、しいては肺や気管にも汚れがはいってくる。
それを痰として外に出しているようです。

自分もそうしたくなる気持ちが今は少しわかります。

日本だと年配の男性が
『かーっ ぺっ!!』
とやっているのが想像できますが
ネパールだと若い人も男性も女性もしています。

決して気持ちのいいものではありませんが
汚れた空気の中で生活して、口の中やのどなどにたまった汚れを外に出したり健康を守るために自然とそうやっているんだと感じました。

平気でゴミを捨てる

  1. 結構ゴミがそこら中に捨てられてる。おそらく誰も何とも思っていない。

日本人の僕にはなぜこんなにゴミを平気で捨てられるのかよくわかりませんでした。

ちなみに僕が通っている学校。
グランドをよく見てみた。
ゴミがそこら中に捨てられてる。
街中と同じ感覚でした。

教育現場でもそういうことを指導されていないようです。

これはネパールに限らず、ヨーロッパやアメリカでも似たようなことを時々感じました。

ゴミは捨ててもいい。ゴミを拾う仕事の人がやればいい。というメッセージを感じました。

ただし、どちらが正しいとかそうじゃないということはないと思っています。

それぞれの文化やあり方ですから尊重し受け止める。それが僕の中では大前提です。

日本の学校や家でゴミをきちんと捨てる。
そういう教育を受けてきたからこそ
気づいたことだと思います。

共通して目指すべきものがあるならやはり教育は大切だと思います。

僕もどれだけ影響を与えられるかわかりませんがネパールの学校で勤めているうちは
毎日少しずつでもゴミを拾うようにしています。

先日、ゴミをちゃんとゴミ箱に捨てていた
生徒を見つけたので、授業の最後にみんなの前誉め、僕はそれを見てうれしかったよと伝えました。

こういう文化もあるよ。

という種は植えようと思います。

クラクション鳴らしまくり

最初の頃は正直イラっとしました。
大通りだけでなく、細い道でもガンガン鳴らしてきます。

びっくりするし本当にやめて欲しいけど何でかなとよく見ていると1つの原因が見えてきました。

『交通グッズがほとんどない』

例えば、信号機、標識、一旦停止、速度制限、ミラーもなければ横断歩道も車線もない。

ほっとんど見当たりません。

これに気づいたときみんな運転してて

大丈夫なのか心配になりました。本当に(笑)

だからネパールの人達は事故を未然に防ぐためにクラクションを鳴らして注意してもらったり、自分の存在を知らせたりしているようです。

僕たち日本人では考えられないですが、日本の交通常識が世界の常識ではありません。

むしろ日本ほどきちんと整備されてる国は
ないのではないかと思います。

そういう点からも、ネパールの状況を理解することも必要なのだと感じています。

それは自分の身を守ることにも繋がります。

とにかく僕もひかれないようにします!

鬼の箱乗り

☆写真は、普通サイズのワンボックスに25人ほど乗っていた時。

 

車、バイク、タクシー、バス。いろんな乗り物にたくさん人が乗っている。

ぎゅうぎゅう詰めで入りきらずあふれてる時もよく見かけます。

昨日見た小さめのバスにはスーツのおじさん二人が車の後部の外にしがみついて乗っていました。夕暮れ時でした。哀愁が漂っていました。

ネパールはまだまだ経済的には厳しい国です。貧富の差も本当に大きい。

バイクや車を持っているのは本当に限られています。ですからそこに乗り合わせたり安いバスを大勢の人が利用しています。
タンザニアの様子と通じるものがありました。そういった経済的な部分も影響しているようです。

あとは、警察の取り締まりもしているのかわからない。そもそも本当に交通規則があるのかすら心配になります。

先日も小学生らしき子どもが街中をバイクで普通に運転していました。

しかも3人乗りです。

ぶっ飛んでます。

やはり日本の感覚や基準だけで物事をとらえている自分に気づきます。

他の国の様子、文化や習慣など少しずつでも理解していくことが、国際化が一気に進む今の時代には必要なんじゃないかなと個人的には感じています。

経済面、交通規則の取り締まりなどの違いがこうした状況に繋がっていると思います。

ただし、子どもの運転するバイクだけは
絶対ひかれないよう気をつけます。笑えないので。

【最後に】

今回はネパールの交通事情をご紹介しながら、

『なぜ』という視点から

その裏側にあるものについて考えてみました。

僕の場合、日本との違いや、多様性について考えたり受け入れるきっかけになりました。

やはり、日本の外に出て他の国の生活や文化に触れてみることは大切だなと感じています。

お互いを理解しながら、気持ちよく過ごせるよう残りのネパールの生活も楽しんでいこうと思います。