過去の雑記
【世界スポーツ】インドの熱狂的スポーツ『クリケット』〜ストリートでクリケットをしてみて〜
【世界スポーツ】インドの熱狂的スポーツ『クリケット』〜ストリートでクリケットをしてみて〜
インドのコルカタのカーリー寺院。
ストリートチルドレンがこのあたりもたくさんいた。
ずっと座ってお金をねだるだけの子ども。
目に輝きはない。
階級差別からくるものなのか。時々周りにいる大人から罵声のようなものを浴びている。子どもは何も言い返さない。
人が近づくと涙目になっているような気がしました。本心なのか演技なのかはわからない。
どちらにしても胸が痛い。
子どもには何の罪もない。
生まれた瞬間からそうなることが決まっていたのかもしれない。
周りを見渡すと寺院の中から道端でクリケットをする子どもたちを見つけた。
はだしであそんでいる。
そう言えば自分も子どもの頃、いつもはだしで遊んでいた。
はだしだから貧しい、ストリートチルドレンはかわいそう。
最近偏って見ていたなぁと思ったり。
ただ、どう感じるかももちろん自由。
正解とかはきっとない。
子どもたちはそこにあるものを上手に使って、インドで大人気のクリケットをしていました。
さらに近づき、もう一歩踏み込んでみることに。今回はその時の様子と感じたことをご紹介したいと思います。
(1)クリケットって何?
ここではかなり簡単に説明します。
僕も詳細までは理解してませんので(笑)
クリケットは野球の原型のスポーツ。
投手は助走して腕を伸ばして投げ
ボールをワンバウンドさせる。
打者はそれを打つ。
360度どこに打ってもいい。
野手はグローブなし。
試合は2日とか3日かかることもある(笑)
野球に慣れ親しんだ僕にとって、クリケットはかなりミステリアスなスポーツ。
しかし、なんとサッカーについで世界第2位の競技人口を誇るスポーツなんです。
驚きです。
(2)道端であそぶ子どもたち
楽しそうにクリケットをする子どもたち。
引き寄せられるように僕たちはそこに近づきました。
黒くなった丸太や木製のクリケット用バットで道端で楽しんでいる。
世界共通で子どもたちはスポーツが大好き。
大人の常識なんか全く気にしない。
道具もそこら辺であるものを上手に利用してみんなで仲良く楽しんでいる。
そこに悲壮感なんか微塵もない。
子どもたちの姿は実に魅力的に映る。
一緒に来ていたけんと君と共にワクワクして見ていました。
(3)打撃に挑戦
子どもたちのナイスプレーに拍手や
👍サインを送っているとすぐに仲良くなりました。
とてもいい光景だったので
『写真を撮ってもいいかい?』
と身ぶりを交えて聞いてみるとOKしてくれました。
カメラを向けるとさっきより気合いが
入ってプレーしていてかわいいなと思いました。
さらに打ち解けてその流れで僕たちも
打たせてくれることになりました。
初クリケット。軽いあそび感覚ですが
テンション上がります(笑)
(4)野球経験が生きました
一応野球をやっていたので
2回ともちゃんと打てました♩
投げる子どももちゃんと加減して
投げてくれて優しさを感じました。
やっぱりスポーツをすると
みんなが楽しむために思いやりの心が
育つと僕は勝手に思い込んでいます♬
自分がやってきた野球の経験がまさかインドの道端で生かされるとは思いませんでした。
人生何がどこで何がつながるか本当にわからないから面白いですね。
だから、人生はきっと無駄がない。
そう言われるのかもしれません。
(5)みんなにプレゼント
お金を求めてくる子どもにインドではたくさん出会いました。
お金じゃなくてお菓子か何かをプレゼントしたいと思いちょうど近くに売ってる店がありました。
子どもたちはこのジュースが欲しそうだったので、というかアピールが凄かったので(笑)
二人でプレゼントすることにしました。
一緒にクリケットした子どもはもちろんですが近くにいた子どももここぞとばかりに
寄ってきたのでみんなにプレゼント。
みんなで写真を取るときには近くにいた大人も、なぜかおばちゃんまでしれっと入ってくる。
さすがはインドです。そういうのもひっくるめて面白い(笑)
自分が子どもの時公園であそぶ僕たちに、おかしを買ってくれたおじさんの気持ちが今は少しわかる気がしました。
子どもたちの元気な姿を見てると、何でもしてあげたくなります。
僕たちがプレゼントしたものより、遥かに大きなものをいっぱい子どもたちからもらった気がします。
(6)スポーツの力
年齢が違っても、立場が違っても
国が違っても、人種が違っても
やっぱりスポーツですぐに仲良くなれる。
あっという間に仲良くなれる。
楽しい時間が過ごせてしまう。
やっぱりスポーツの力は本当にすごいと思います。
スポーツが僕たち二人と、全く縁のなかったインドの子どもたちを繋いでくれて、忘れられない楽しい思い出をプレゼントしてくれました。
スポーツは偉大だ。
僕はやっぱりスポーツで人を繋ぎ、人を幸せにしたい!
読んでくださっている方も、周りと仲良く楽しく過ごせるのにスポーツが役立ったら嬉しいです(^_^)