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キャッチボールをデザインしよう~高校野球への提案~
キャッチボールをデザインしよう~高校野球への提案~
こんにちは!
今もブログを書きながら
誰かとのんびりキャッチボールしたいなーと思っているけん兄です!
今回は、キャッチボールについて。
ちょっとした工夫をするだけで、今の時代にフィットした、より豊かなキャッチボールにするための方法をご紹介します。
誰でも、簡単にできる方法です。
良かったら読んでみてください!
高校野球のキャッチボールのあたり前
一般的には、試合前に5~10分程キャッチボールを行います。もちろん試合でいいプレーをするためのもの。
甲子園でも行うし、プロ野球でもメジャーリーグでもやっていました。
だから誰もそのやり方を疑いません。
しかし、当たり前と思っているところや常識となっている部分にこそ、新しいスポーツのやり方をデザインできる部分がたくさん眠っているように思います。
今回は、競技スポーツの中で行われている『キャッチボール』についてちょこっとデザインしてみます。
久しぶりのキャッチボールで気づいたこと
今回のアフリカへの挑戦プロジェクトの打ち合わせを、いつもお世話になっている中島悟さんとみっちり行いました。
お互いの意見を議論するだけでなく、長時間パソコンに向かいながら、クラウドファンディングのサイトの作成も行いました。大きな達成感と共に、さすかに疲労もありました。
そこで、悟さんが『キャッチボールしませんか?』と僕を誘ってくれました。
ちょうどすぐ近くに、小さな空き地がありそこでキャッチボールをしました。
のんびりと気分転換しながらのキャッチボールは、とにかく最高でした!
野球の指導者として今まで18年間過ごしてきましたが、こんなにリラックスしてキャッチボールをした記憶がなく、ものすごく新鮮でした。
お互いの学生時代の話、やっていた部活動、ポジションの話や、これまでの仕事の話やこれからの夢や目標などをゆったりと気持ち良く、時間に追われることもなく、自分たちのペースで話をしながらキャッチボールをしました。
疲れたら利き手の反対の左手でキャッチボール。
そんなこんなで盛り上がり、気づいたら1時間近くキャッチボールに夢中になっていました。
そこで感じたのは
『会話しながらのキャッチボールは、ものすごく楽しい』ということでした。
僕にとっては、盲点であり、目から鱗の発見でした。
イチローさんが言ってたこと
以前、NHKのプロフェッショナルという番組でイチローさんの特集があった時にこんなことを話していました。
ネットに向かってインタビュアーと話をしながらボールを投げるシーン。
『会話をしながら投げると、意識が分散され、嫌な疲労が残らない』
会話しながらボールを投げた時、200球以上投げた翌日でも、体の状態が予想以上に良かったというのです。
そのコメントが僕はすごく印象に残っていたので、今回の悟さんとのキャッチボールは体にとっても心地よいものだったことを改めて実感しました。
会話をしながらのキャッチボールは、あのイチローさんも経験済みであり、いい評価をされていたのです。
何気ない会話の一言
話は少しそれますが、高校時代の野球部の同級生がアメリカのロサンゼルスに20年ほど住んでいます。その彼が帰国するということで、先日飲み会を行いました。
その会話の中で、Nという同級生は、息子の小学校の野球のスポーツ少年団で指導者として頑張っていることを知りました。
その彼が『試合の後でも、子供同士、相手チームとキャッチボールすればいいのに』
ポロっと話していました。
『いい!!』
僕は、直感的にそう思いました。素晴らしいアイデアたと。
これに共感してくれる指導者がいたら、きっと子供達にとって、野球をする人たちにとって大きなプラスになると思い、今回、記事に書くことを決めました。
あったらいいなと思うキャッチボール
会話をしながらのキャッチボール。
これはオススメです!
僕が学生なら絶対にいれたい!
試合のあとに、対戦したチームのメンバー同士で会話しながらキャッチボール。
日頃は自分のチーム内でのキャッチボール。しかも同じ人とやることがほとんど。
それを試合をした対戦チームのメンバーと行うのです。
高校生なら、自分たちの練習内容について交流するのも楽しいと思います。今、部活動や勉強など苦労してることなど、今自分が話したいことや、相手に聞いてみたいことを気軽に楽しめる時間を作ってはどうだろうか?
小学生や中学生なら、球の速さ競ってみたり、コントロールや球の回転(キレ)などを遊び感覚で交流し、友達になれるかもしれないし、大学生なら社会人になる前の、いい人脈作りや情報交換もでき、何よりコミュニケーション能力を育むことにもなる。
社会人チームであれば、新しいビジネスチャンスが生まれたり、相手チームのメンバーの人間性に触れることで、本当の意味での勝負の楽しさをより深く感じていけるようになるかもしれません。家族や趣味の話でつながれば、家族ぐるみでつながっていけるかもしれません。
大事な時間を使ってせっかく出会ったのですから、試合をして形だけあいさつをして終わりでは、あまりにももったいない。
近めの距離で、肩や肘の疲労を取り除き、ケガ予防をしながら交流を深める。キャッチボールはペアでも3人でも、4人でもいい。自分たちの感性を働かせてやればいい。
特に学生には、勧めてあげたい。なぜなら、野球をやることで多くの時間を犠牲にして、様々な経験する機会が失われていることは事実だと思うからです。
指示がなければ行動できない人間や、自分の心の声が聞き取りにくい日常を送ってしまいがちな、今の世の中だからこそ、こういったゆとりの時間を少しでも作る。そして会話しながらキャッチボールという1つの方法を、試合のあとに取り入れてみてはいかがでしょうか?
心も体も人生にとっても、プラスになることがたくさんあるはずです!
読んでいただきありがとうございました!
スポーツデザイナーけんじお兄さんからの提案でした😋