おしがくノート
ひどい仕打ち
私が教員時代
ある教育長の寄稿された記事が
今でも印象に残っています。
タイトルは「ひどい仕打ち」
確か戦国時代だったと思いますが
敵国の殿様の後継者である
子どもを人質として捕らえた時のことが書かれていました。
敵国からしたら
大事な後継者がひどい目にあっていないか心配していた。
しかし、後継者である子どもに対し
そんなことは一切しなかった。
むしろその逆。
おなかがすいたら食事を与え
あれがしたい、これがしたいと言えば全てやらせてあげた。
敵国からしたら拍子抜けするかもしれませんが
子どもの望むことをすべて与えてあげたそうです。
狙いは何か。
「何もできない人間に育てること」
これこそが、ひどい仕打ち。
食事を与えない、体罰や拷問を与える。
そんなことではない。
甘やかせて何もできない人間にしてしまうことが
最もその子どもにとって、敵国にとって、ひどい仕打ちとなるというお話。
少子化が進み、ますます叱れない大人が増えてきました。
私もその一人かもしれません。
なんでもOKにすることがいいわけではありません。
かといって、子どもたちをガチガチの型にはめるのも違う。
個人やその環境によってどれも正解かもしれませんが
いいものはいい。
わるいことはわるい。
きちんと教えてあげることも、今の時代に大切なことなのかもしれません。
おしがくでも、授業に申し込んでいたにも関わらず
無断で欠席した学生にはきちんと伝えました。
卒業して社会に出る前に
誰かが教えてあげることも必要と思い
少し迷いもありましたが、これは相手にとってきっと役に立つこと。
そう信じて伝えました。
どう伝わるかはわかりませんが
子どもの数が減り、ますます子どもたちが大切になっていく世の中で
いいことはいい。
わるいことはわるい。
きちんと伝えられる自分でありたいと思うと同時に
その言葉に説得力を持たせられるような日頃の振る舞いをしていく。
子どもに育ててもらっているんだなぁとつくづく思います。
感謝の気持ちで成長を楽しみたいと思います!
今日も読んでいただきありがとうございます!!
共に顔晴りましょう^_^🌸