過去の雑記
中国人のここはスゴイ!! 〜中国人にあまり良い印象を持っていない方に読んでもらいたい3つのこと〜
〈はじめに〉
日本に住んでいるときや、世界を旅する中でも中国人に対するあまり良いとは言えない印象を聞くことがあります。
人間ですから、人の好き嫌いがあるように、国の好き嫌いも同様にありのかもしれません。
僕にも苦手な人や国はあります。怒りを覚えることもあるし、いやな思いをお互いがすることもあります。
それでも、正直に自分の感情と向き合ったら、そのあとは前を向くようにしています。
仲良くできたらきっともっと楽しくなるだろうなとよくする一歩を考え、踏み出すようにしています。
今回は、そのことを踏まえて世界を旅する中でお隣の
「中国人」
について考えさせられることが何度もありました。
そんな経験から、もし良い印象ではない人がいたら、今までとは少しでも違った見方を持つきっかけになればうれしいなと思います。
(1)旅で出会った親切な中国人
現在、24ヵ国。過去の旅を合わせれば28ヵ国を経験。
その中でも、たくさんの親切な中国人に出会いました。ちょっと会話をかわしたり、世界中どこにでも進出している中華料理レストランの方などを合わせれば、数えきれません。
そうしたちょっとした出会いの中でも、気さくに声をかけてくれたり、笑顔で対応してくれたり、うれしい時間がたくさんありました。
例えば、チェコの宿で出会った中国人ファミリー。節約のためにキッチンで料理をしに行くとそこで先に料理をしていました。
大家族のそうだったので、少し気後れしながら僕も料理を始めました。
スパゲッティを作って、食べ始めると僕が使っているパスタソースが気になるらしく、
「ちょっともらっていいですか?」
と話かけてきました。
「いいですよ!」
と話し、一口食べておいしいと喜んでいました。
そのあと、その人達が作っていた相当手の込んだめちゃめちゃ美味しそうな中華料理を
「よかったら食べてね!」
と分けてくれました。
中学生の女の子と、幼稚園くらいの歌が大好きな男の子もいてとても仲良くなりました。
次の日の朝も夕方も顔を合わせて
そのたびに仲良く話しかけてくれました。
子どもたちのお母さんは
東京や京都、大阪、福岡にも行ったことがあって日本が大好きです。
なんと僕の地元にも来てくれていて
その時の写真を見せてくれました。
こんな風に日本を好きでいてくれて
純粋にうれしかったし
仲良くしてくれてとても楽しい思い出ができました。
☆写真は、モロッコのマラケシュ。
イスラム教の国には少し違和感を感じたマクドナルドでしたが
そこでも中国人の親子に出会いました。
お母さんとこれまた中学生の娘さん。
「トイレに行くから荷物を見ててくれない?」
と頼まれて、戻ってからお礼とともに話が始まりました。
テスト休みで海外旅行をしていたそうです。
話をするなかで何の仕事をしてるのかという話になったとき、
「日本で高校の体育教師をしています。」
と話すとなんと
「私も中国で体育の教師をしています!」と驚きの展開に!
お互いの仕事や、旅の話で盛り上がり連絡先も交換しました。
お別れしたあとも、度々近況報告をしあい今でも仲良くさせてもらっています。
笑顔で明るく親切でとてもいい方たちに出会えたことで、中国に対しての印象も僕は今まで以上に良くなりました。
(2)世界で感じた日本のスゴさ!その源流は・・・
とにかく世界中どこに行っても、
日本の存在感を感じない日はない。
それくらい、日本の会社、製品を目にします。
また、海外のものと日本の製品を比較すると
いかに日本の製品が優れているものが多いか実感しています。
例えば、電化製品。
炊飯器、電子レンジに洗濯機。
トイレのウォシュレットまでその性能の高さはけた違いだと思います。
また、日本の車。
TOYOTA、日産、ホンダ、MAZDA、SUZUKIにISUZUまで世界のあらゆる所で毎日たくさん見かけます。
特に驚いたのは、アフリカのサハラ砂漠。
この劣悪な環境の中で
使われているのはほとんど日本車。
これには正直、感動しました。
他にも、試合観戦の後のゴミを拾ったり、災害時にも取り乱さず助け合う日本人のマナーや思想の素晴らしさが、世界のニュースでも取り上げられてきました。
日本を離れ、外から日本を見つめることでようやく日本を好きになってきました。
正直、日本がいやになりかけていた自分にとってはそのことが本当にうれしいです。
しかし、なぜ小さな島国の日本がそこまでに成長することができたのか。
僕なりの結論は、中国がいてくれたから。
過去の歴史を振り返っても、中国と日本とはきってもきれない関係があります。
遣隋使でもそうですが、日本は中国から文字や文化、思想も含め数えきれない程たくさんのことを学ばせてもらってきました。
中国が作り上げてきたものを、日本人がさらに工夫をし、発展させていくなかで日本独特の成長を遂げてきました。
ここ数年は、日中関係も芳しくない現状が報道されていますが、そういう歴史からわかるように中国から恩を受けているのは
間違いないと思います。
日本にとって一番近くで大切な国。
世界を旅する中で僕があらためて感じたことです。
(3)中国経済の凄まじい勢い
経済大国の中国。その勢いは目を見張るものがあります。
東京での爆買いは、もはや当たり前になりつつありますが、そのことですら
「日本の製品は安い」ということ。
それほど、中国の経済には勢いがあります。
例えば、ニューヨークのど真ん中。
タイムズスクエアで大規模なCM撮影をしていました(上の写真)。
世界各国、いろんな人種、いろんな職業、服装の人達が出演し、賑わっていました。
撮影機材もお金がかかっている感じ。
ハデなパフォーマンスもあり、多くの通行人は立ち止まって見いっていました。
最後のセリフでわかりましたが、中国のある銀行のCM撮影でした。
ヨーロッパでも、あらゆる国で中国人が経営する中華料理レストランがあった。
アフリカのタンザニアでは、想像とかけ離れた高層ビルが立ち並ぶ。真面目に驚きました。
その高層ビルの大半は中国が作っていると現地の人が教えてくれました。
止めに、ミュージカルの本場。ニューヨークのブロードウェイ。
たまたま、僕が見たミュージカル。
学校を題材にした『School of rock』
笑いあり涙ありの本当に感動する作品でした!
他の年ならグラミー賞をとっていた可能性も十分あると言われる素晴らしい作品でした。
いろんな人種の子どもがいるなかで、主役級の子役は中国人の女の子。
その演技も歌も踊りも本当にお見事!
素晴らしすぎて感動しっぱなしの作品でしたが
その子役の存在感には、本当に感激しました!!
こういった演劇の世界でも
中国の活躍を肌で感じました。
世界中で生活している中国人を見てきて思ったことは
「たくましい」
いい意味で図太く
いい意味で積極的。
思慮深く、どこか遠慮がちな日本人。
悪く言えば、弱腰ともとれなくもない。
いよいよ国際化が一気に加速する世の中。
これからは世界と戦わなければならない時代。
世界といかに共存していくか。
もちろん、日本の良さもあるし、変えてはいけない部分もあると思います。
しかし、自己主張のない、周りに流されていくことが多い日本人が
中国の人たちから学ぶべきこと、見習うべきこともたくさんあるのではないかと感じました。
〈最後に〉
世界を旅する中で感じたことを、自分なりに素直に書かせてもらいました。
賛否両論はもちろんあるとおもいますが、何か1つでもいい方向に向かうきっかけになればと思います。
少しでも、お互いの国をリスペクトして、仲良く、高め会える関係になり、世界が平和になることを心から願うばかりです。