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【体験談】高校生活に違和感を感じているあなたへ~新しい生き方に挑戦する学生のリアルな声~
【体験談】高校生活に違和感を感じているあなたへ~新しい生き方に挑戦する学生のリアルな声~
『日本の教育は100年遅れている』
そう言われながら、改革が進まず現場も家庭も苦しんでいる。つまり、そんな先生、生徒、保護者は多いのではないでしょうか。
今回は、全国の中から募集し、ご縁をいただいたAさん。Aさんは、進学校から通信制へ転学しました。そのリアルな声を教員にも聞いてもらいたいし、こういう進路選択や生き方があることを知ってもらいたい。
今までの常識として考えられてきた、画一的な生き方にとらわれず、その人に合った進路選択や生き方に、少しでもお役に立てば嬉しいです。
☆以下、Aさんの実際の体験談になります。
進学校を辞めた理由
私は2年間、とある県内の進学校に通っていました。でも、2年生の1月に病気であることが判明し、そこからは学校で授業を受けれない時も多々ありました。3月になり、これからの学校生活や生き方について沢山考えました。今の自分はどうなのか、将来はどんな人になりたいのか、何度も自分に問いかけました。
そこで出た答えは、今の自分は、具体的な目標がないということです。その答えが出た時、進学校での生活は、自分の意思は関係なく、出された宿題をやって、勉強すればなんとかなる、という精神で生きていたんだ、と思いました。
だから私は学校を辞める決意をしました。というか、進学校にいる必要性が分からなくなりました。まずは目標を見つけることを大事にしました。そして、3月末で辞めました。
新しい学校を選んだ決め手
私は3月終わり時点で、目標がまだ定まってなかったので、とりあえず高卒という肩書きは必要だと思いました。そこで、通信制の学校に行くか高卒認定を受けるか、という二択になりました。通信制の高校を色々調べ、A高校(仮名)に決めました。
A高校は、週に何回学校に行くのか、それともスクーリングだけ行くのか、自分で選べます。私は、2年間進学校に行っていたので、ほぼ単位は取れていて、残りの少ない単位だけ、授業に参加すればいいのです。
だから、月に学校で、1時間の授業を数回受ければ卒業できます。学校以外は全て自分に時間を費やすことが出来て、様々な経験値を増やすことが出来て、これからの生き方の選択肢が広がります。私にとっては、最高の場所だ!と思いました。
新しい学校での生活スタイル
先程書いた通り、私は月に数回しか学校に行かないので、ほぼ毎日、自分で計画を立てて生活しています。病気も学校が変わり劇的に良くなって、本当に自由です。だからこそ、時間の使い方は本当に重要だと思ってます。
3月から自分がどんな人になりたいか考え続け、やっと、たどり着きました。私は、一生をかけて「人を救う」という大きな目標が出来ました。そして、私が死ぬ時には、”たくさんの命を救った”と自分で満足できるように、後悔がないように、生きていきます。だから、医療系の大学に進みます。そう決めました。そのために、塾に通い、接客のスキルを高めるためにバイトをしています。
バイト先では、私より年上の方ばかりで、大学進学の色んなアドバイスを貰ったり、たくさんの情報を聞けます。それもまた自分のレベルアップに繋がっています。たまにはそのバイト代で自分の趣味に使ったり、旅行に行ってみたり、沢山の経験値を積んでいます。学校もめちゃめちゃ楽しくて、毎回行くのが楽しみです。
2年生の頃の自分には考えられないような、充実した生活を送っています。そして、自分の意思で生活しています。生きています。最高の生活スタイルです!
終わりに
私はたまたま病気になったおかげで、選択肢が増えました。生き方が変わりました。だから、綺麗事に聞こえるかもしれませんが、悩んだり、苦しんだりしてしんどい時は、変われるチャンスだと思っています。あと、自分の目標がはっきりしていると、日常の中にある沢山の選択肢の中から選ぶ時にそれを軸に選ぶことが出来ます。それによってまた生き方が変わって、より楽しくなると信じて進んでいます。
でも、私もそうだったように、まだ高校生なのに急に自分の進路を決めろと言われ、何になりたいか分からないと思う人が沢山、いや、ほとんどだと思います。それは、経験値がないからだと思っています。だからこそ、私の体験談を少しでも参考にして頂きたいと思って書きました。ぜひ、選択肢を広げて欲しいです!
最後まで読んで頂きありがとうございました!