過去の雑記
世界をつなぐ最強アプリ!!〜スポーツの力は本当にスゴイ!!〜
世界をつなぐ最強アプリをご存知ないですか?
こんにちは。
世界を旅する体育教師けんじです。
最近便利なアプリがたくさんあります。
新しいものがどんどん出てきます。
流行り廃りもすごいスピードです。
もうすでに持っている。
最強のアプリ。
それはみなさんが学校でやってきた
『スポーツ』
これが世界をつなぐ最強のツールであることを少しでも実感してもらい
日頃のスポーツをさらに楽しんでもらいたいと思います。
その楽しみは学生時代のみならず
生涯に渡り自分の人生を楽しくし、豊かにしてくれます。
それだけでなく、世界中の人と仲良くなるためにも大活躍する。そんな素晴らしいパワーがあることを知っていただけたらと思います。
(1)世界中でスポーツは楽しまれている
世界では、スポーツはどのようにして生活に溶け込んでいるのか。
体育を教えて16年。僕はますます体育の授業が好きになっていきました。
体育の勉強会を月に2つ主宰するほど大好きです。どれだけ疲れていても体育のことを考えたりするのは、何時間やっていても楽しいし、全然飽きない。それくらいはまってます。
現在26か国。
過去の旅行も含めれば30か国。
世界のどこの国でもスポーツする姿はありました。
みんなが体育でやっているサッカー、バスケットボール、バレーボール、卓球、テニス、ジョギング(持久走)、水泳、ダンスは多くの国で実際に行われている状況を自分の目で見てきました。
ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、オーストラリアでも。
アフリカのタンザニアでは、ボロボロの布きれを丸めたボールで裸足でサッカーをしている子どもたち。大声だして笑顔で夢中になっていた。
それを見ただけで胸が熱くなりました。
一番驚いたのは
サハラ砂漠のすぐ手前メルズーガ。
その日は7月で
40度を越える酷暑。
さすがにスポーツやってる人はいないかなと
思っていた所に
サッカーやバスケットボールをする子どもたちを見かけました。
写真はとれなかったけど、僕はうれしくて感動しました。
ああ、こんな日本とかけ離れた
過酷な世界でもスポーツは愛されているのだと。
僕が大好きなスポーツが
世界中でそれぞれの国の人の生活の中に存在していることが
うれしくてうれしくてたまりませんでした。思い出すだけでもたまらなくなります。
やっぱりスポーツは人間の生活に欠かせないものだし、きっと本能に近い欲求なんだと思いました。
スポーツは、世界中の人々の生活に
溶け込んでいる。
言い換えれば
世界中の人が使っているアプリ
なんです。
(2)世界のスポーツ現場に飛び込んでみて思ったこと
まずは自分が実際にプレーヤーとしてやったこと。
デンマークでサッカーと卓球
オランダとオーストラリアでバスケットボール
クロアチアでビーチバレー
フランスでストリートダンス
スペインでパラグライダー
タンザニアでもサッカー
アメリカのニューヨークとロサンゼルスでヒップホップのダンスレッスン
アドレナリン出まくりでした!
一つ一つが僕にとって
一生忘れられない思い出です。
本当に楽しかったです。
自分が学生時代学んできた種目を
世界の国々で楽しめたのです。
僕が大好きで教えてきたスポーツ種目で
世界の国々で楽しめたのです。
そして、英語もろくに話せない僕が
言葉なんかなくても
あっという間に世界中の人たちと
スポーツを通じて仲良くなれたんです。
オランダで某大学のN先生と共に
ある公園を見学していたとき
こんなことがありました。
ある若者が公園のバスケットコートで
バスケットボールの練習をしていました。
僕は見かけるなりそこに乗り込み
1on1を申し込む。
笑顔でオッケーをもらい勝負。
裸足で挑みましたが
なかなかのやり手。
その若者に軍配。
ゲームのあと握手し
「どこから来たの?」
「楽しかった!ありがとう!」
とお互いに笑顔で会話。
素晴らしい思い出にということで
写真を一緒に取りました。
その光景をみていたN先生は
「職場でなかよくなるのは1ヶ月あっても難しい。でもスポーツを使えば、あっという間に仲良くなれる。やっぱりスポーツはすごい。」
と感想を話してくれました。
僕もそう思います。
まったく知らなかった人と人をつなぐ。
地元であっても
世界中の国であっても。
スポーツとはそんな力を持っているんです。
(3)スポーツは無限の可能性を秘めている
僕の学生時代は体育は唯一の楽しみでした。
みんなと一緒に声だして喜んだり
悔しがったり笑ったり
いつも清々しい気持ちになれる。
僕はそんな体育が大好きでした。
ただ楽しい。
それが大好きな一番の理由でした。
あとは勉強しなくていいとか
女の子にモテたいとか。
真っ直ぐな欲求をぶつけて
体育を思いきり楽しんでいました。
それが将来につながるとか
そんな真面目なこと全く考えてませんでした。
みなさんもそうじゃないでしょうか。
だから、今の生徒も純粋に楽しめばいいと思います。
そのために先生が言われるであろう
ルールを守りその中で存分に楽しめばいいと僕は思います。
でも、これからの時代それだけではなのです。
「スポーツは世界をつなぐ最強アプリ」
世界を旅して泊まってきた宿。
ニューヨークやフランスのニース、オーストラリアなどには卓球台があり
宿泊客が卓球を楽しんでました。
海外を旅行すれば
他の国の人達と卓球して仲良くなることだってできます。
その他にも例えば北朝鮮問題。
NBAバスケットボールのデニスロッドマン。
アメリカと北朝鮮をつなぐ役割を何年もの間担っていました。
アントニオ猪木も北朝鮮と日本をつなぐ役割をしていました。
どちらもスポーツが国と国をつないでくれたのです。
こうした小さなつながりが
戦争回避につながる可能性があるのです。
スポーツが人を笑顔にし
人生を豊かにする。
そしてスポーツは
人と人をつなぎ
国と国をつなぎ
世界平和にもつなげてしまうのです。
スポーツとは
無限の可能性を持っている。
まさにそんな世界最強のアプリなのです。
もちろんスポーツを楽しむときは
そんなこと忘れてください。
ただ、ほんの少しだけでいいです。
頭の片隅に置いててほしいです。
スポーツにはものすごい力があるのです。
「スポーツは世界をつなぐ最強アプリ」
だとということを。
〈あとがき〉
ここからは学校関係者のみに伝えたいことです。
僕は世界を周ることで一生ものの財産を学ばせてもらいました。
体育というものをより広く
より深く知るきっかけになりました。
まだ途中ですが本当に日本を飛び出して
良かったです。
海外に行くことは素晴らしい教材研究になります。しかもそれは一生使える財産です。
個人的には学校の先生は
海外に行くべきだと思います。
行きたくない方に無理にいってもらうことはしなくていいと思いますが
少なくとも行きたいと思っている先生が
気軽に行けるような働く環境が必要だと思います。
今のままでは到底無理です。
世の中は信じられないほどの 目まぐるしいスピードで変化し国際化も一気に加速しています。
生徒たちは
間違いなく国際感覚を兼ね備えることが
必要な世の中になってきました。
だからこそ
学校の先生も行きたい国
海外でやってみたいことをやって
思いきり楽しんで人生を豊かにしてもらいたいです。
楽しむ中で国際感覚を
学べばいいと思います。
そして、それぞれ違った経験を
子どもたちに還元していくことが
必要だと僕は思います。
先生たちは本当に激務の毎日だと思います。
しかし、自分の中にやりたいことがあるならそこを我慢し耐え続けるばかりではなく
ぜひ1つずつでも実現してもらいたいです。
きっと今までと同じ日常すら
きっと輝いてくるはずです。
そして、そんな輝く先生の話を
子どもたちは待っています。
子どもたちは大人になるのが
楽しみになるはずです。
身近な先生の存在は
それくらい大きいと思います。
ぜひ、お互いに同僚や管理職とも相談し
上手に休みをとって行きたい国に行って見てください。
自分の教える教科すら
今までにない豊かさに満ちてくるはずです。
※海外とは離れますが、本当に苦しい人は辞めることも必要だと思います。最優先は、先生の健康であり命です。
これは堀江孝文さんも言われていますが辞めることで、働く人が足らなくなればその職場で何かしら変化が生まれるはずです。給料を上げたり、ロボット化されるなど。
自分のためにも、学校のためにも
我慢し続けることがベストな選択とは思いません。
辞めるという選択肢も
時には必要だと僕は思います。
〈ここからは学校関係の偉い方達へ〉
学校の管理職の先生方、教育委員会の方、文部科学省の方へ
いつか届くと信じて渾身の思いを書き綴りました。
子どもたちの未来も
国の未来も
地球の未来も
鍵を握るのは教育です。
先生も、子どもたちも
みんなが元気いっぱいに
生き生きと人生を楽しむためにも
今の日本の教育現場を
本気で変えてください。
ストレスで潰されていく先生や子どもが
一人でもいてはいけないと思います。
なぜならばこれは事故ではなく
防ぐことのできる人災だからです。
このままでは、犠牲になる人が
増えていくだけです。
僕はそれをじっと見ていられません。
先生たちは激務に疲弊し
限界ギリギリで毎日を送っている先生は
数えきれません。
もちろん、先生が努力すべき部分もあるでしょう。
しかし、個人の努力ではどうすることもできないような状況であることも事実です。
一つだけ例を挙げるなら
日本の教員は世界の教員の3倍は
少なくとも仕事をしている。
①教科指導
②校務分掌
③部活指導
世界の多くの国では(アジアを除く)
先生の仕事は基本①の教科指導のみです。
日本の先生は大きな仕事が
まだ2つもある。
僕の身近な先生もすでに4人
精神的、肉体的に追い込まれ
退職せざる得なくなり
学校から去っていきました。
1人は自ら命を絶ちました。
きっと苦しさを言えずにいる先生は
山ほどいるでしょう。
そのしわ寄せを一番受けるのは誰なのか。
わからないはずがありません。
どうか子どもたちを守り
先生たちを守り
この国や世界を守るためにも
本気で教育現場に
革命を起こしてもらいたいと思います。
僕は僕らしい形で
教育現場に革命を起こしていきます。
よろしくお願いします。