過去の雑記
【実験秘話】続けられない人に朗報です ~ダイエットや筋トレを続ける4つの方法~
【実験秘話】続けられない人に朗報です ~ダイエットや筋トレを続ける4つの方法~
ほとんどの人がダイエットや筋トレを一度はやろうとしたことがあるのではないでしょうか?
僕も何度かやろうとして続かないこともありました。
むしろ続けるのが大の苦手な人間です。
忘れもしません。
高校時代の担任の先生の僕の評価。
大学受験で大学に提出する調査書。
絶対に開けて見てはいけないやつです。
開けてはいけないと法律で決まってます。
その先生はクラスみんなにこう言いました。
『どんな小さなことでも、こんなにおっきくしてほめてあるから心配しないていい。だから開けてはいけないぞ。』
開けてはいけない。
つまり、僕のフィルターを通すと
開けなさいということ。
この僕をどんな風にほめてくれるのか
楽しみすぎてその場で開けました。
※絶対に真似してはいけません。違法です。
『計画性がなく持続力がない。云々かんぬん…』
ボロカスに書かれていました(笑)
怒って先生の所に乗り込んで行きましたが
『事実やでしょうがないやろ!!』
と怒鳴り返され
『まぁ確かにそうか』
と思ったことを覚えています。
それくらい先生からもお墨付きの続かない人間でした。
ところが今は続けるのが少しできるようになりました。
不思議なものです。
筋トレ、ブログも続けています。
旅に出る前の毎朝のジョギングやトイレ掃除は11年間続けました。
これは、僕が特別だからではなく、
心理学や脳科学の仕組みを学びそれを利用していることが役立っていると思います。
今回はその4つのポイントをご紹介させていただきます。
(1)好きなものとくっつける
例えば今海外を旅しながらも筋トレを継続しています。プロテインを持ち歩くバックパッカーです。端から見れば完全に頭おかしいですね。
その時に僕の大好きな音楽とくっつけてトレーニングするようにしています。
大好きな音楽 × 筋トレ
すると筋トレが大好きになっていくのです。
不思議ですが事実です。
これは人間の脳が持っている適応規制の働きの1つ『葛藤』を利用しています。人間は、2つの感情の板挟みになると精神が不安定になります。脳はそれを安定させようとすることで不思議なことが起きます。
わかりやすい例を挙げましょう。
あなたには好きな異性Aさんがいるとしましょう。
Aさんはいつもシャンプーの香りがするとします。それはきらいな香り。
好きなAさん ×きらいな香り
ここで葛藤が起きます。好きときらい。
2つの感情が同時に起こり不安定になります。
脳は、心の安定を保つため
どちらか一つの感情になろうとします。
Aさんのことが大好きすぎると、不思議なことにきらいなはずのシャンプーの香りが好きになるのです。
逆もあります。シャンプーの香りがきらいすぎるとAさんがきらいになるのです。
安定するためにどちらか1つの感情になろうとするのです。
もう1つ例を挙げましょう。
あなたはイチローが好きだとしましょう。
でも野球はきらい。
好きなイチロー × きらいな野球
イチローが大好きすぎると野球が好きになってしまうのです。
逆に野球がきらいすぎるとイチローまできらいになる。
なぜこのようなことが起きるのか。
人間は2つ以上の感情が同時に存在すると不安定になります。その不安定な状態はストレスになります。それを安定させるためにどちらかの感情1つになろうとします。
この仕組みを利用するのです。
大好きなものにダイエットや筋トレをくっつける。
大好きなものであればあるほど、ダイエットも筋トレも好きになる感情に引っ張られます。
好きこそ物の上手なれ
好きになれば続く確率はグンと上がります。
僕の場合、大好きなミュージシャンの音楽を聴きながら筋トレをします。最初は少し面倒だったり、いやだなという感情がありましたが、今は完全に大好きに引っ張られ大好きになっています(笑)
例えば音楽以外で簡単にできるものは、好きな服を着て行う、好きな場所でやる、好きな友達と一緒に行う。
他には、ダイエットメニューや筋トレが終わったら好きな動画を見るとか、好きな香りの入浴剤を入れてお風呂に入るとか。
そういうことで続けられる可能性は格段に上げられます。
僕は保健の授業でも生徒に紹介していました。反応も非常に良かったのでオススメです!
*音楽を聴きながらの筋トレは男女によって効果の有無が異なるという研究もあります。女性の方が効果が高い。
(2)好きになったら変化させる
ダイエットメニューや筋トレが好きになったらメニューを変化させましょう。
飽きない方が楽しくできるからです。
逆に習慣化して変化しないと、好きな感情がなくなるという研究結果もあります。
これについてはメンタリストのDAIGOさんのブログで最近紹介されてました。
好きなことは変化させる。
やりたくないことは習慣にする。
僕は筋トレは内容を毎回変えています。
負荷を変化させる意味もありますが
回数を増やしたり、スピードを上げたり
ほんの少しでも変化させるようにしています。
他のトレーニングメニューも軸になるものと変化させていろんなやり方を開発したりして楽しんでいます。
変化ばかりでストレスになってもいけないのでその辺は自分の楽しめる感覚を大切にしたらいいのではないかと思います。
(3)習慣とくっつける
毎日習慣として行うものにくっつけるやり方です。これもメンタリストのDAIGOさんが勧めているやり方でもあります。
例えばご飯を食べる。これは毎日の習慣だとしましょう。
ご飯を食べる前に筋トレする。
お風呂に入るのが習慣の人もほとんどでしょう。お風呂の前にダイエットメニューをこなす。
全く新しい所に無理やり組み込むのはストレスが大きいです。相当意志が強くないと続きません。
すでにある習慣とくっつけることで習慣になり続きやすくできます。
僕も日本にいる時には、朝のジョギング、トイレ掃除という習慣に、毎日やる必要がある仕事をくっつけて習慣にして終わらせるようにしていました。
習慣にくっつける。
続けたい人にはオススメです。
(4)やらざるを得ない状況をつくる
個人的にはあまりオススメしませんが、どうしてもやりたい。なんとしてもやらなければならない。緊急時やだいぶ追い込まれている時にはいいのではないかと思います。
例えば易しいものならFacebookでみんなに宣言する。もしくは、自分にとって怖い存在の人に宣言する。やらなければ罰金や何か罰を自分に与える。それをFacebookや怖い存在の人に宣言する。
ダイエットや筋トレとは話が少し話がずれますが、僕は1000人程の全校生徒の前で『世界一の体育教師になる』と宣言しました。
保健や体育、部活の生徒の前でも宣言していました。やらざるを得ない状況を作りました。
今思えば、一年間休職し、世界へ飛び出したこと。タンザニアやネパールで体育指導に挑戦したこと。
デンマークやタンザニアでサッカー、クロアチアでバレーボール、フランスとアメリカでダンス、インドでクリケット、ネパールでカバディなど挑戦できたのは、生徒や先生の前で宣言し、やらざるを得ない状況を作ったお陰だと思います。
間違いなくその宣言が、自分の背中を押してくれました。むしろ、力を与えてくれているように思います。言葉には力がある。
僕はそれを実感しています。
本田圭佑選手のビッグマウスは有名です。
敢えて逃げられない状況を作っているそうです。
なぜなら自分が弱い人間だと知っているから。あるインタビューでそう語っていました。
宣言し、やらざるを得ない状況に持っていくのは僕もとても効果的だと思います。
もちろん僕も全部やれているわけではありませんが、確率は格段に上がっています。
大勢の前で宣言するのは最初はかなり勇気いりましたが、今ではセルフコントロールのためにも少しずつ利用できるようになってきました。
みなさんもいきなり大人数とかでなく、できる範囲で始めればいいと思います。ちょっと勇気がいる。
そんなちょっとドキドキするくらいがもしかしたらいいかもしれません。
おわりに
高校保健体育教師としての知識と経験をもとにご紹介させていただきました。
読んで下さった方が、ダイエットや筋トレを続けるきっかけやヒントになれば本当にうれしいです。
継続するために役立つ内容ですので
ダイエットや筋トレ以外にもいろいろ応用できますので、よろしければぜひ自分流でアレンジして楽しんでみてください!
ちなみに今日もブログ続けました。
終わったら大好きな椎名林檎の『人生は夢だらけ』を聞きます(笑)
それではまた明日😊
☆ホーチミンのカフェでブログを書きました。