校長室
Misekaiはおしがくからどうやって生まれて、おしがくの夢をどうやって叶えていくのか?
みなさん!こんにちは。
おしえるがっこう校長室メンバー&Misekaiの綿貫竜史です。
昨日は、おしえるがっこうのアフリカイベントにご参加いただきありがとうございました。
私は、誰かが大きな挑戦をするとき、その人との原点をよく思い出します。
昨日のイベント中も、真崎さんのお話を聞きながら、2017年にコルカタで南京虫に刺された真崎さんを助けた時の初めての出会い、おしえるがっこうが開校したばかりの頃、真崎さんの授業に稲川くんと友香梨さんと三人で受けていた頃を懐かしく思い出していました。まさに僕の原点です。
ところで私は今、Misekaiという名前で世界各国で活動する若い仲間たちとグローバル教育活動をしています。
今日は、そんなMisekaiがおしえるがっこうからどうやって生まれて、おしえるがっこうの夢をどうやって叶えていくのか。そんな私の頭の中を少し覗いていこうと思います。
① Misekaiのメンバーは全員おしがくで出会い、おしがくで育った仲間たち
2021年に私がおしえるがっこうで先生を始めたころ、Misekaiはそもそも存在していませんでした。
現Misekai副代表の稲川望くんと、「海外から帰国したあとのグローバル教育をつくりたいね」と話しながら、まずは海外から帰国した僕たちがその体験を授業にして発信しようと思ったのが、おしがくで授業を始めたきっかけです。
その時は、綿貫と稲川しかいませんでした。もちろんMisekaiなんてありません。
おしえるがっこうで授業経験をたくさん積んだある時、全国から集まる高校生たちに僕たちの講座をする機会がありました。
その時に僕たちの授業を聞いていたのが、現Misekaiメンバーの村上弥優さん、依田莉李花さん、武田桔京くんです。他にも、紅愛さんや杉田智奏さん、東未來さんもおしがくの人脈を通じて出会った仲間たちです。
彼らは、そのプログラムが終わった後も、おしえるがっこうで開催する『枠を飛び出せ!国際協力講座』にずっと参加し続けてくれて、次第に僕たちの仲間になってくれました。
Misekaiでケニアの授業を担当する黒野友香梨さん。実はおしえるがっこうに初期から参加し、学びを共にしてきた同志でした。
Misekaiでマサイ族の授業をする鶴本詩織さんは、黒野友香梨さんの紹介です。
今ふと思えば、Misekaiは、おしえるがっこうで出会ったご縁から生まれた組織だったのです。
②おしがくのゼミは企業研修としてかなり有効
おしえるがっこうには、授業の次のステージとしてゼミがあります。
学生は5000円、社会人は10000円払って参加することができます。
私も世界思考ゼミを1年担当させて頂きましたが、実はある試みをしていました。
自分のゼミにMisekaiの学生メンバーを一年間招待するという試みです。
学生メンバーの参加費はすべて私が一年分負担をし、
一年間「具体と抽象とアナロジー思考」をメンバーが学び抜いたときにどうなるのかを知ることがこの試みの目的でした。
先日、ついに一年間の世界思考ゼミが終了しましたが、結果は一目瞭然です。
思考のスピードと深さ、たとえ話の引き出し、自信のある目つきと声質。
そして何より、Misekaiへの私の想い、理念、Misekaiの中に流れる原点を共有できることが何よりの価値でした。
MisekaiのメンバーとMisekaiそのものがものすごい進化を遂げていったのです。
企業の会議はよく会議室の中で行われますが、私たちはその会議をおしがくのゼミで実施していました。
おしがくゼミはきっと、いろんな組織のメンバーが集まって学び合う、次世代のコワーキングスペースの役割を担っていくんじゃないかと僕は思います。
そう考えると、おしがくのゼミは組織を強くするうえでかなり有効だと感じました。
来年以降は、きっとMisekaiのメンバーを他の先生のゼミにもたくさん招待していると思います。
自分のゼミはMisekaiの理念やDNAを深める場として、石原先生のゼミはクリエイティブを磨く場として、のぶ先生のゼミは揺るがない軸をつくる場として、川瀬先生のゼミは数字に強い人材を育てる場として。
それぞれの役割を担うMisekaiのメンバーたちが、おしえるがっこうのゼミでさらに才能を磨いていく。
あらゆる人材育成のカテゴリーを持ったおしえるがっこうは、まさに企業研修にうってつけの場所だったのです。
そして、何より、Misekaiのメンバーが各先生たちのゼミに参加することで、ゼミの先生たちと一緒にお仕事ができるというところまで発展していくのではないかと思います。
ここに本当に価値があると証明することが、Misekaiが今、おしがくの夢を応援するということなんじゃないかと思います。
このおしえるがっこうの価値に気づいた人たちが増えていくと、ものすごい勢いできっとおしえるがっこうは大きくなっていくんじゃないかと思います。
来年はMisekaiのメンバーがそれぞれのゼミでさらにパワーアップするようなそんな年にしていけたらと思います。
以上、綿貫の頭の中でした。
おわり。